赤ずきん 感想とネタバレ 

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グリム童話の赤ずきんちゃんが、えらく別嬪の大人になってリアル人狼ゲームをする映画。

ホラーと言う程怖くはないですが、ダークファンタジーとしても、ミステリーとしても大変おもしろく見ました。

初期のベルセルクっぽい雰囲気もツボでした。

赤ずきんちゃんが主人公ですが、子供と一緒に見る映画ではないです(笑)

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赤ずきん ストーリーとネタバレ

時は中世(だと思うよw)、貧しい村の娘ヴァレリーは幼馴染のピーターと愛し合っていたが、強引に別の若者ヘンリーと婚約させられる。

ヴァレリーの村では、狼に生贄を差し出すことで20年間平和が保たれていた。

だがある日突然、隣のおっちゃんが、続いてヴァレリーの姉が狼に襲われて死亡。

運ばれてゆく隣のおっちゃんの亡骸を追いかけながら泣き崩れるヴァレリーの母。

ヴァレリーの姉の突然の悲劇に、呆然とする父。

これまでと変わらず生贄を差し出しているのに、今なぜ狼は村人を襲うのか?

ヴァレリーの母親は、次にヴァレリーが狼に襲われることを心配してか、ピーターに「娘と別れろ」と迫る。

父、婚約者、そして村の男たちは自警団を結成して狼退治に出かける。

犠牲者が出はしたものの、一行は狼を見事に討ち取り、狼の首を切り落として持ち帰り、村人達に披露する。

魔物ハンターでもある最強神父ソロモンはその首を見て

「それじゃない。それはただの狼。

隣のおっちゃんと姉を殺した真犯人は、昼間は人の姿で夜は残忍な狼に返信する人狼である。

人狼は昼間は人の姿で、村人として普通に生活しているため、誰が人狼なのか見分けがつかない。」

と告げる。

しかも人狼って人間を襲うだけじゃなくて、噛まれた人間も人狼になってしまうというじゃあーりませんか。

吸血鬼風の人狼、さいてーや。

村人たちが戦々恐々とする中、人狼がヴァレリーの前に姿を現す。

人狼はなぜかヴァレリーだけは襲わず、ヴァレリーと会話を交わして去ってゆく。

ヴァレリーを襲わないということは、人狼の正体はヴァレリーを慕う者か?

ピーターに疑いの目が向けられる。

ヴァレリー自身は魔女の疑いを掛けられ、生贄として狼に捧げられることになる。

ヴァレリーは村人たちに不気味な仮面を被せられ晒し者にされ、今まさに火あぶりにされる直前で、ピーターとヘンリーによるナイスな策略で助け出される。

遂に村人たちの前に姿を現した人狼。

神父は人狼と格闘し、噛まれて片手の手首から先を失う。

人狼と化す前にと、側近が神父の命を断つ。

生贄になることから逃れたヴァレリーは、森の中に一人で住む祖母を訪ねる。

美しい祖母に、ヴァレリーは尋ねる。

「おばあちゃんの目は、どうしてそんなに大きいの?」

優しい祖母が、人狼だったのか?

(ヴァレリーのおばあちゃんの目ってそんなに大きくないけどね(笑

でも可愛くて美人。こんな老婆になりたいわ。)

そこへヴァレリーの父親が現れ、いきなり祖母を殺害。

父こそが人狼だったのだ。

父が語る一連の人狼事件の真相。

田舎に退屈し、都会に遊びに行きたい父(人狼)は、まず長女を誘う。

狼語で長女に話しかけたのに、長女は狼語がわからずきょとんとするばかり。

狼語がわからないということは、俺とは血がつながっていないということか!

てことは、長女は以前から怪しいと思っていた隣のおっちゃんと妻との間にできた子か?

妻め~、よくも今まで俺をだましたな!

父は怒りに任せて隣のおっちゃんをガブリ、ついでに長女もガブリ(長女には何の罪もない)

そのせいで、正真正銘自分の娘のヴァレリーをピンチに陥れてしまった。

だから人狼同士、パパと一緒に森の中で暮らそうぜ、行こうぜヴァレリー。

自分勝手なこと言うなと怒るヴァレリーと、ヴァレリーを追ってきたピーターによって父親は息絶える。

証拠隠滅に、父親のお腹を裂いて中に石を詰め、湖に沈めるヴァレリーとピーター。

父親と戦った際に噛まれたピーターは、ヴァレリーを置いて一人森の奥に消え去る。

時は流れ、ただ一人静かに森で暮らすヴァレリーを夜ごと尋ねる一匹の狼…。

おしまい

赤ずきん+ベルセルク+トワイライト

●モズグス様

陰鬱な村の雰囲気が、ベルセルクのスタート~アルビオンまでの世界観を思わせます。

神父様御一行が、巨大な拷問具を引きずりながらパレードしてくる場面では、思わず

モズグス様、キター!

と喜んでしまいました。

現れた神父はモズグス様ほどの個性がなくって、ショボかったのが残念。

神父を演じるゲイリー・オールドマンはいい俳優なんだけどね、モズグス様がステキすぎてね。

●巧みな騙し

嫌な奴と思わせて、実はいい奴だったとか

めちゃくちゃ疑わしいけど、違うとか

親友だと思わせて、ヴァレリーの立場が悪くなるとコロッと態度を変える女とか

ミスリードが巧みで、観る者を翻弄させてくれます。

●禍々しい映像美

真っ白な雪原を切り裂くように広がるヴァレリーの真っ赤な頭巾は、禍々しい花嫁衣裳。

あー何と美しいシーン。

美人は寒々しい風景が良く似合う。

雪が吹きすさぶ中、薄い頭巾一枚敷いた上でそんなこと(あんなこと)したら、インフルエンザになるわよ!

2人とも人狼だから、すこーしも寒くないわ、なのか?

どうしてアメリカ映画って、いつもいつもそんなことしてる場合じゃない状況でそんなことするの?

途中で追手が来たら、すっぽんぽんで、頭巾で大事なところを隠して逃げるの?

その頭巾をヴァレリーはまた頭にかぶるの?

うわ、引くわ。

しょーもない理由で罪を犯した父を冷たい湖に沈めるヴァレリーの凍るような瞳。

全てを手放し、ただ静かに立ち去るヴァレリー。

私なら、魔女の疑いがかかった途端に悪態をついてきた親友の子をブッ倒してから森の中に消えますけどね、ヴァレリーちゃんは優しいね。

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ミステリーとかホラーに分類されていることもありますけど、あくまでファンタジー映画です。

恋愛要素も強いし、グロい場面もほとんどないし(少しはある)。

  • 重苦しい村の雰囲気と、観る者の心も凍りそうなほど美しい雪原の場面の対比
  • 出てくる人みんな人狼に思えてしまうミスリードの巧みさ
  • 赤ずきんちゃん(ヴァレリー)の色気

この3点が素晴らしかったので、人狼の着ぐるみ(CGかも知れんが、着ぐるみにしか見えないショボさ)が可愛くて全然怖くなかったことは許してあげます(笑)

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