「ニライカナイからの手紙」感想とネタバレ ジブリ映画が好きな人なら気に入るかも

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沖縄の自然の美しさ、島の人々の温かさと郵便局に守られて大人の階段を登ってゆく少女。

ニライカナイからヒロインを見守る、母の深く大きな愛と郵便局。

あー気に入らない。薄っぺらい。

こんなにも腹立たしい映画なのに、とても清々しい気分で見終われるのはもう唯々蒼井優のお陰ですよ。

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あらすじ

竹富島の豊かな自然と人々の優しさに包まれて育ったヒロイン風希(蒼井優)。

風希は祖父と二人暮らし。一年に一度、風希の誕生日に届く、東京で暮らす母親からの手紙を励みにしていた。

14才の誕生日に届いた母からの手紙に「風希が20才になったら全てを話す。」と書かれてあり、風希はいぶかしがりながらも穏やかに日々を過ごしていた。

高校卒業後、上京しカメラマン助手として働きながら母の居所を探す風希。

遂に迎えた20才の誕生日、母から「会いましょう。」と手紙が来る。

胸を弾ませて待ち合わせ場所に向かった風希の前に現れたのは、母ではなく祖父。

寡黙な祖父に憤った風希は最寄りの郵便局に駆け込み、母から届いた封筒を局員に見せてこの人の住所を教えてくれと迫る。

その郵便局の局長から、風希の母は既に亡くなっており、母が生前に書き溜めた風希への手紙を、局員が毎年1通ずつ配達していたのだと聞かされる。

そんな長期にわたるややこしいことを考えたのは風希の母。そして祖父。

20才になれば母に会えることを生きる希望にしてきた風希は落胆し、竹富島の実家に戻る。

風希は、自分がいたときにはなかった母の遺影が部屋に飾られているのを見つけて泣き崩れる。

遅れて実家に戻ってきた祖父が、風希に母からの最後の手紙を手渡した。

そこには、自分の余命がいくばくもないことを知った母の告白が書かれていた。

母は「風希が20才になるまでは、母は生きていると思っていてほしい。母がいるというだけで、ずいぶんと気持ちの助けになるはずだから。」と信じて、毎年風希の誕生日に届けてもらえるよう手紙を書き溜めていたのだ。

ニライカナイ、それは沖縄地方に伝わる幻の桃源郷。

桃源郷から届き続けた母の愛を胸に抱きしめ、風希は再び人生を歩み始めた。

爽やかに、劇終。

おおおおいっ(# ゚Д゚)

なんだこれ、なんだこれ、なんだこれはぁ!

映画が始まって約10分でオチがわかってしまう。

タイトル自体がネタバレですから。

でもまあ、オチがわかっているからこそ観客はヒロインの人生を暖かく見守れるのだと思います。

この映画の愛は偽善だ。大人がよってたかって子供をだます胸糞悪い映画。

しかもいかにも「ほら、ここ伏線だよ!」て感じで、表現がどれもわざとらしい。

真相を知ってボロボロに打ちのめされた風希の前に、いけしゃあしゃあとお見舞いの品を持ってニヤニヤ、わらわらと現れる島民たち。

私ならここで悪態ついて出て行って、もう二度と島には戻ってこないけどね。気分は要蔵(八つ墓村)ですよ。

一体どこで感動すればいいの?このお話。

とあるレビューに「娘を持つ母親なら、きっとこの母に共感して号泣することでしょう。」とあったけど、冗談じゃない!

共感なんかできるかってんだ。

ストーリー以外のダメポイント

  • 竹富島の風景はもっときれいに撮れなかったのか?
  • 郵便局推しが露骨すぎ。
  • 一般人を映画に出すなら、通行人などのエキストラに留めておいてください。

探偵ナイトスクープ以外で一般人に演技をさせるのは無茶です。見てる方は気分が白けます。

こんなストーリーもカ〇、演出も〇スな映画なのに最後まで見られたのは、主演の蒼井優が余りにも素晴らしかったからですよ。

蒼井優って「人には人の尿酸値」のイメージしかなかったけど、こんなに演技が上手かったとは。

見てるこっちも胸が痛くなるほど、風希の細やかな心情が伝わってくるんです。

今後、テレビで蒼井優を見かけたら「ニライカナイからの手紙」のラストシーンを思い出して私は泣くかも知れない。

映画が良かったからではなく、蒼井優の振り切った表情が余りにも清廉だったから。

お勧め度★★★

★3つは全て蒼井優の演技に。蒼井優のファンでなくても、彼女の演技は見て損はないと思います。

アマゾン等のレビューでは評価が高いので、私のような感想を持つ人は珍しいのかも知れません。

ジブリ映画に雰囲気が似ていると思うので、トトロなど田舎の純朴な雰囲気を描いた映画がお好きな人に。

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