エスター 感想とネタバレ…あの人がいるから日本人はこういうの慣れてるし

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怖い怖い、そしてラストが衝撃的と評判の映画「エスター」を見ました。

怖いことは怖いんですが、仕掛けを簡単に見破れた人も多いのではないでしょうか。

アメリカなどの諸外国の方々は、このネタに大変恐怖を感じたようですが

日本人なら、こういうのには慣れている人は多いと思うんです。

だって、日本にはあの人がいるから。ほら、あの見た目は子供…

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エスター あらすじ(ネタバレ注意)

第3子を死産して以来、精神のバランスを欠くようになった妻ケイトを励ますために養子を迎えることを決意したジョン。

孤児院に出向いたジョンとケイトは、協調性はなさそうだけれど絵がうまく利発そうな9才の少女エスターに出会いました。

夫妻の家庭に養子として迎え入れられたエスター。

エスターは反抗的な態度を取る長男のダニエルにも負けずと言い返したり、末っ子で聴覚障害のあるマックスと手話で心を通わせたりと頭のよさを発揮します。

エスターは賢いけれど、しかしかなり風変わりな子供で、首と両手首に巻いたリボンを絶対に解こうとしなかったり

ケガをしたハトを躊躇なく殺してしまったり

体を見られることを極端に嫌がり、お風呂に入るときは必ずカギを掛けたりなど、奇妙な行動を繰り返しいました。

ある夜、夫婦は台所でイチャイチャしているところをエスターに見られてしまいます。

気まずい空気をなんとかしようとエスターに語り掛けるジョン。

大人のそういうことなんか、とっくに知ってるわと全く動じないエスター。

エスターの余りにも大人びた振る舞いに妻ケイトは不安を覚え始めます。

やがて夫妻の周りで、不審な事故が相次いで起き始めました。

いずれも犯人はエスターでした。エスターは小さなマックスを脅して共犯者に仕立て上げ、銃で脅すわ言葉でビビらせるわと悪魔っぷりを発揮します。

可愛そうなマックスは、母親に打ち明けることもできず罪悪感と恐怖で打ち震える毎日です。

ケイトはエスターから陰湿な嫌がらせを繰り返し受け、これ以上エスターに関わると家庭を壊されてしまうと確信します。

ですが夫ジョンは「エスターはまだ子供だよ。おかしいのは君だよ。」とまるで取り合ってくれません。

そんな折、長男が重症を負い入院します。

明らかにエスターの犯行ですが、それでも「あんな小さい子に悪いことができるわけないだろ。」とエスターをかばうジョン。アホだこいつ完全にアホだ。

それどころかアル中の過去を蒸し返され、虐待の疑惑までかけられケイトは完全に孤立してしまいます。

ここからネタバレ

ケイトのエスターへの不信感は嫌悪感へと変わり、エスターの身元を調べようとします。

ロシアまで電話をかけてケイトが手に入れたのは、エスターは実は少女ではなく33才の大人で、過去に養父一家を誘惑した挙句に惨殺して現在逃亡中だという戦慄の事実でした。

エスターを家族から遠ざけねば!と病院に走るケイト。

昏睡状態の長男を殺そうとしたエスターにつかみかかるケイトは、逆に医師たちに鎮静剤を打たれ隔離される始末。

一方、自宅でジョンと二人きりになったエスターはいよいよジョンに対しても本性を現しました。

大人っぽい黒いドレスに身を包み、厚化粧をして「私を大人の女として愛して」とジョンに迫ります。

ここでやっとエスターの異常性に気づいたジョン。遅いわ(# ゚Д゚)

ジョンはエスターを激しく拒絶します。

愛してくれないなら死ねと、ジョンにナイフを何度も振り下ろすエスター。

ジョンが危ないと、必死で病院を抜け出して自宅に戻ってきたケイト。

だが時すでに遅し。

冷たくなったジョンにすがって泣くケイト。

隠れたマックスにじりじりと忍び寄るエスター。

ケイトの機転によってエスターは倒れ、駆けつけた警察によって逮捕されると思いきや、エスター逃亡。

自宅を飛び出し湖のほとりに佇むケイトとマックスに飛び掛かってきたのは、殺意の鬼と化したエスター。

取っ組み合いの末ケイトに頭を蹴飛ばされ、エスターは冷たい目をケイトに向けたまま氷の湖に沈んでいきました。

抱き合って泣き崩れるケイトとマックス。

冷たく静かな湖。この湖の底でエスターは永遠に眠り続ける、のか?

おしまい

騙された! でもバレバレw

オバケや悪魔は一切出てきません。出てくるのは一人のちびっ子サイコパス。

主人公のエスターの正体は結構早いうちからわかります。

あーこの子、見た目は子供、頭脳は大人なんだなと。

まあ日本には工藤新一という、見た目と中身が大きく違う超有名キャラがいますからね。

エスターの大人っぽい笑顔を見た瞬間に思い浮かびましたよ江戸川コナンが。

ですがコナン君が完全に小学生の姿なのと比べ、エスターはとにかく見た目が子供らしくない。

顔つきも9才に見えないほど整っているし、仕草もおばさんっぽい?

もしかしてエスターを演じているのは、アメリカ映画ではよく見られる小人症の俳優なのかな?と思いましたが…

エスター役のイザベル・ファーマンは撮影当時12才。本当に本物の少女だったんですね。

エスターを演じるイザベルちゃんは本当に賢そうで、大人の服を着せても十分に似合いそうなほど大人っぽい顔立ちです。

ガイジンさんの子供って、どうして幼くても完成度が高いのかしら。

イザベルちゃん現在は20代前半。12才の頃より今の方が幼い雰囲気で可愛いのは何で?(笑

代役?スタントマン?

その小さなイザベルちゃんが、ストーリーが進むにつれてどんどん老けて見えていくのは特殊メイクなのかイザベルの恐るべき演技力のたまものなのか。

養父を誘惑しようと塗りたくったメイクを落としたら、33才どころか50代でも通るようなおばちゃん顔が現れたときはビビったね。

10才そこそこの子供にあそこまで完璧な老けメイクを施してしまうアメリカの特殊メイクアップアーティストすごいわ。

終盤の凍った湖での取っ組み合いでは、エスターの頭身すら変わっていたように見えたんですが気のせいでしょうか。

子供体型だったエスターが、黒いセーターにジーンズに着替えたらあら不思議、スラリとした大人の体型に。

拳銃を構える姿もキリッとしてかっこいい。

この辺りで、私すっかり「ほらやっぱり大人の女優が演じてたんじゃーん。私の目はごまかせないよー。」と一人でどや顔してたのですよ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ…。

あそこで大人(?)の姿に戻るのは、エスターの内面を具象化した演出だったんでしょうか

水につかりながらのつかみ合いなんて、いくら演技とはいえ子供にさせるわけにいかなかったのでしょうか。

それとも私の目が本当に節穴なんでしょうか。

突然大人体型になってしまって(気のせいかな?でもそう見えたのよ)、緊迫した場面なのにツッコミ入れたくなってしまった。

カナダの芦田愛菜ちゃん発見

末っ子で聴覚障碍者のマックスを演じるアリアーナ・エンジニアちゃんの演技がこれまたスゴイ。

お姉ちゃんができた!と無邪気に笑っていた序盤も、中盤からの恐怖と葛藤も一切セリフなしで表現しきってしまうんです。

特筆すべきは、終盤で黙って涙を流しながら拳銃を構える冷たく凄みある表情、この子役はスゴイ。

泣き顔だけで、悲しみだけでなく怯えや戸惑い、怒りまで表現できる、まさにアメリカの芦田愛菜ちゃんだ!カナダ人ですけど。

たかだか数年間生きたくらいで、どうしてあんな人生経験めっちゃ積みましたみたいな表情ができるの?

イザベルちゃんもアリアーナちゃんも、幼くしてこんなすごい演技を披露した女優さんとして正当に評価され続け、心身ともに健やかに幸せに生きていけることをおばちゃんは切に願います。

長男役の彼も演技はウマかったはずなんだけど、エスター役とマックス役の2大スゴイ子役に挟まれてかすんでしまったのはかわいそう。

現在21才の彼はテレビで大活躍してるとか。

ラストはあっけない

ネタがバレバレだったのでちっとも「衝撃のラスト!」ではなかったのが残念です。

ですが、サスペンス映画としては大変面白いです。

ケイト&マックス母娘とエスターの鬼ごっこは緊迫感で息がつまりそうでした。

でもラストはあっけないです。

終わり、と見せかけて湖から「うぉー!」とエスターが飛び出してくるパターンかと思って待ってたけど、ただ静かにエンドロールが流れたのみでした(笑

私だけはケイトの味方やで!

DVDやブルーレイのジャケ写真のエスターは映りが悪すぎ。実際はもっと美人です。

病気のせいで恋をすることができなかった可哀想な女性が、必死で愛を求めた姿だとか同情的に評価してるレビューもありますが

私は一切エスターに同情も共感もできませんでしたわ!

病気のせいで愛されなかったから可哀想?いえちっともぉ~。

家族の絆が試される?性悪女に甘っちょろいこと言ってんじゃないよ!

先天性の病気だろうが不幸な生い立ちだろうが、性悪女に同情はしてはいけない。

エスターの悪魔の本性に気付いたのに、誰にも信じてもらえないケイトが不憫で不憫で。

真実を訴えれば訴えるほど、「考えすぎですよ。」「あんないい子を悪く言うなんてあなたはひどい。」と周りからどんどん孤立していく悲しさと苛立ちを、私は誰よりもわかってるつもりですよケイトさん!

小賢しく動き回って、可愛いふりして気に入らない人を陥れてほくそ笑んでいる女が私は気に入らないのよ!

例えそれが幼い女の子でもね!

可愛くない女のヒガミ?ええどうとでも言ってちょうだい。

ここまで私を苛立たせる、完璧な性悪ちびっこサイコパスエスター。素晴らしい。

レクタングル大

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