「ほんとにあった!呪いのビデオ22」の感想 怖いです!違う意味で

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結論から言うと「見て損した作品」なんですが、本筋と全く違う所で面白かったです。

一般投稿者から寄せられた心霊動画を、投稿者本人と共に検証するというドキュメンタリーの作り。

オバケはいかにも作り物です。しょうもないです。

それよりもここに出て来る生きた人間達が全員アカンのばっかりで、そっちに興味が湧いてしまいました。

オバケじゃなくて人間観察物として、適当な気分で見ると楽しいですよ。

「ほんとにいた!ら怖い人」にタイトル変更した方が売れるかも。

ネタ映画としてお楽しみください。

本気で怖い映画が見たい方にはお勧めできません。

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ネタバレ注意、あらすじ紹介

セリフは雰囲気でしか覚えていないので、一言一句正確ではありません。

でもまあ、大体こんな感じよ(投げやりw)

「シリーズ監視カメラ」

とある会社の廊下を、ナチュラルに歩いてナチュラルに壁を通り抜けていく女子社員の幽霊。

普通の会社員っぽい格好で、パンプスでさっそうと廊下を歩く姿は生きてる人間のよう。

私の目の前でこの幽霊さんが現れて、壁を通り抜けても私ゃきっとオバケだと気付かないと思う。

それくらいナチュラルで活き活きした、私生活も充実してそうなステキな幽霊女子。

でも私なら、死んだ後まで会社で仕事したくないわ。

当然全く怖くない。

心霊動画としてはまあいい線いってる、つかみはOK。

「監禁」

タイトルからいや~な感じのお話。

登場人物全ていや~な感じ。

他人のゴミを拾って中身を見るのが趣味だという男性が登場。

おおおおい!

始まって数分で、心霊動画なんかどうでもよくなるヤバい人来たー。

この男性が気持ち悪い悪い。

女性のゴミがどうとか嬉しそうに語ってる。

お巡りさんこの人です!!!

そしてこの男性は、自分が拾ったゴミの中から見つけたビデオに、女性が監禁されている様子が映っていると言う。

そう思うなら警察に通報せんかー!

問題のビデオの内容は、狭い部屋でベッドからほとんど降りずに生活している女性の様子が映し出されている。

女性が体をスイッと動かした瞬間、後ろの壁に霊のようなものが映る、というもの。

は?

どこに?

どれが霊?

こりゃ無理ありすぎ。

せっかく「監視カメラ」のステキOLが空気をあっためてくれたのに、ゴミ男のせいで台無し。

「不倫」

さっきの「監禁」に続き、気分の悪いタイトルが続きますね。

ビデオに映るのは、夜の遊園地でメリーゴーランドに乗って楽しむ不倫カップル。

投稿者はこの不倫カップルの女性の方。

メリーゴーランドではしゃぐ自分たちの後ろに、恐ろしいものが映っていると怯えている。

おお確かに、不倫カップルの後ろに、恐ろしい形相で二人を睨みつける幼女の姿が!

昭和な雰囲気がオバケっぽくて不気味な幼女に、私のテンションが上がりかけたその時!

ナレーション「この不気味な少女が、不倫相手(男性)の3才の娘に似ていると言う。」

え?

スタッフ「この霊、お宅の娘さんに似てますよね。」←失礼すぎ

不倫男「確かに…。」

最低か、この親父!!!!

こんな不気味な化け物を、わが娘によく似ているってさすが不倫する親父は感性が違うわー引くわー。

不倫カップルの女が

「不倫相手の娘から『おとうさんにちかづくな』ってメールが来てぇ。」

この女も、そのメールは奥さんが打ったことくらい察しがつかない?

2人で「この霊、娘に似てる、似てる。娘の生霊か?怖い怖いブルブル。」を繰り返してる。

3才の娘さんが不憫で仕方ないわ。

世の中にはこんなアホがいますよ、というお話でした。ちゃんちゃん。

「キャッチセールス」

個人的にこれが一番面白かった。

道を歩いていて、しつこいキャッチセールスに付きまとわれた経験のある人は多いと思います。

うっかり付いて行って、高圧的なセールスをされて超絶ムカついた経験のある人もいるのでは?

ええ、私ですよ。

この「キャッチセールス」は、以前キャッチセールスに引っかかった女性が投稿者として登場。

なんか軽そうな女性だなあ。

こういう軽そうでちょっと気の強そうな女性は、キャッチセールスは声をかけてこないと思うんだけど。

女性は、自分をだました悪徳キャッチセールスを告発するべく、証拠の映像を撮るためにわざと同じキャッチセールスについて行く。

連れて行かれた先は、雑居ビルの一室。

隠しカメラに映るのは、化粧品販売員の若い女性。

この販売員が、キャッチセールスあるあるで非常ーーーーーーに偉そう。

仕掛け人の女性に

「そんな汚い顔で外を歩いて平気?」とか

「治してあげたいのよ、そのひどい肌を。」

「いい化粧品があるってあーたーしーが親切に教えてあげてるんだからぁ」

「こっちがいろいろ説明してあげてるのに帰るってどういうこと?」

「今始めないと、10年20年後に絶対後悔するよ。

いいの?ほんとにそんな汚れの詰まった顔のままで生きていけるの?」

あああ、途中からビデオの内容と私の経験とが混ざってしまったわ。

とにかく上から目線で偉そうにまくしたてる販売員の女性。

霊なんか、もうどうでもよくなるくらいこの販売員がムカつくのよ。

仕掛け人が隠しカメラのビデオテープを入れ替えるためにトイレに行こうとすると

「は?逃げるんじゃないわよね。

バッグ置いてって。」

女がトイレ行くのにバッグなくてどうするんじゃこのピー!←自主規制

仕掛け人が

「いや、化粧品とか入ってるんで(バッグは置いて行けません)。」

と答えると

「ああー。」って。

何がああーーーーだ!

いやーこの販売員役の女優さん、演技が上手すぎますよ。

たまにテレビでやってる、詐欺犯を追及せよ!的な特番を見ているようでした。

あー面白かった。満足。

え?霊?

え?いた?

「マンション紹介ビデオ」

不動産のサイトによくある、物件紹介ビデオに霊が映っているというもの。

でもそれ、天井のシミですから。

はい次。

「通り魔」

殺人事件があった場所を訪ねて撮影し、それをネットにアップするのが趣味だという、これまたお近付きになりたくない男性が登場。

未解決事件の現場で撮った動画に、霊が映っているというもの。

よーく見てもわかりません。

次。

「フットサル」

フットサルの試合を写した動画に、幽霊が映りこんでいるとか。

次。

「続・監禁」

まだやるの、このネタ。

監禁が疑われるアパートに、投稿者の変態男性と映画スタッフが突撃。

現場は通りに面したアパートの一階ですか…。

しつこく呼びかけてやっと出てきたこの部屋の住人に、スタッフが

「ほんとうにあった呪いのビデオ制作委員会ですが。」

キレるアパートの男性。

突然玄関先で「出てこい」と騒いだ挙句にこんなこと言われたら、誰でも怒りますがな。

さらにスタッフ「この部屋で監禁が行われてるんじゃないかと…。」

つくづく失礼なやっちゃな。

本当に社会人か?

この突撃のせいで、住人の男性は逃亡、アパートの部屋もからっぽ。

監禁があったかどうかも、全くわからなくなりました。

もしかしたら女性を助けられたかもしれないのに、スタッフが余計なことしたせいで…。

いくら作りモノでも、後味の悪すぎるお話。

感想?ああ感想ねぇ(やる気なし)

最初の「監視カメラ」以外は霊らしい霊が出てこない上に、ロクな検証もせずに

「恨みを持って死んだ女性の霊が現れた、とでも言うのだろうか。」←うろ覚え

と適当なナレーションで〆る雑な作り。

とでも言うのだろうか、って誰も言ってないし。

この作品の製作者が、ワクワクしながら突っ込みマチしてるのが透けて見えます。

時間を無駄にしたという虚しさが半端ないわ。

怖い映画が見たいなとか、ジャパニーズホラーを楽しみたいなと思ってこれを見ると憤慨すると思います。

実際には遭遇したくない、ヤバい人間達が主人公のオムニバスだと思えば面白くないこともない…

いややっぱり面白くない。

おすすめ度ゼロ。

ま、オバケより生きてる人間の方が怖いって話ですよフッ。

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日本の心はどこに

この作品に限らず、最近はテレビの心霊ものも適当になってきて、カメラが一旦あっち向いてこっち向いたら霊が立っててビックリしたよーん、てなものばかり。

出て来る幽霊はみんな貞子スタイル。

いくら貞子が霊界のトレンドリーダーだからって、あのコーデやモテ仕草を上っ面だけ真似たって人気者にはなれないのっ。

ついこの間見た心霊特番では、どう見てもいかつい男性がロングヘアのかつらをかぶって貞子風にポージング。

顔を白塗りした健康そうな女優さんが柱の陰で喘いでるのを撮影して

「昔、この辺りの駅で帰らぬ人を待ち続けて死んだ女性がいると言う。」

ってあんたね…。

駅の柱にしがみついて白目むいてオウェ!オウェ!と呻きながら大切な人を待つ女がどこにいるんじゃい!

どんな細かいところにも手を抜くことなく真心を込めた、日本のモノづくりの心はどこに行ったんだーーーー!

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