映画「シャークトパス」の感想 草が生えるホラー映画(ネタバレあり)

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アメリカで大ヒットし、続編、続々編も作られたという生物パニックホラー映画。

シャークトパスは殺人兵器として造られた人口キマイラなので、とっても怖いんですよ。

存在自体は怖いし、恐怖を煽る場面もちゃんとあるんだけど、笑ってしまうのよ。

肝心のシャークトパスが、笑わせたいとしか思えないほどのアホなビジュアル。

関西電気保安協会の昔のCMに、こんな怪物出てきたよね。

楽しく笑って見られるファミリー映画かと思ったら、グロテスクな場面が多くてファミリー全員固まる(笑

固まりながらファミリー全員薄笑いしてる、なんとも形容しがたいホラー映画です。

あらすじ

サメとタコの遺伝子操作によって生み出された恐怖の殺戮兵器シャークトパス。

アメリカ海軍の依頼で造られたシャークトパスは、制御装置を振り外して大海へ逃亡する。

殺戮だけのために存在するシャークトパスは、ビーチで遊ぶ大勢の人々を本能のまま無残に食い殺してゆく。

シャークトパス制作チームの主要人物ネイサンとその娘、ネイサンのかつての部下フリンを巡る人間模様(そんな大層なものじゃないけどさ)を織り交ぜながら

シャークトパス対人間の死闘が始まった!

シャークトパスの散々なビジュアルデザインに、海軍中尉もネイサンの部下たちも

「これまじダサいっす。」

と言わなかったのだろうか!

敵がシャークトパスを見て笑っているスキに殺しちゃおうという作戦だったのだろうか。

観客を困惑させながら、恐怖のストーリーが展開されていく。

シャークトパスって最近の映画だったの?

ファッションも風景も古臭くて、てっきり80年代の映画だと思っていたら、2010年だって(笑

ノートパソコンや携帯が映っていなかったら気付かないところだった(笑

画面もなんとなく砂っぽくて、保存の悪いフィルムみたいな映像(笑

古臭くはあるけれど、メキシコやサンタモニカの美しいビーチがふんだんに映るので、ビーチリゾート好きの私はとっても癒されました。

ビーチでバンジージャンプなんて、贅沢ですこと。

目を奪われる低クオリティのCG

いまどきのアメリカ映画で、ここまでクオリティの低いCGが見られるとは、逆に感激です。

昔ローカル局で毎日夕方に放送されていた、「恐怖の〇〇人間」なんかの超B級ホラー映画を思い出しました。

動く絵文字みたいな形でピューピュー楽しそうに吹き出してくる血しぶきは、中学生でも吹き出すレベルのおもしろグロ。

でもいくらレベルの低いCGとは言え、小学生は怖がると思います。

シャークトパスの笑いのセンスに拍手

高所恐怖症を克服すべくバンジージャンプに挑戦したら、意外に楽しかったとはしゃぐおねえちゃんが可愛い。

バンジー楽しいわ、もういっぺん挑戦するわ!

3、2,1、バンジー!

ヒャッハー!イエーイ!!

ぱくっ←シャークトパスに喰われた。

こんな感じで、押しと引きのタイミングを心得た笑いを連発するシャークトパス。

よっこらせーと海から上がってきて、シャシャシャと砂浜を歩くシャークトパス(笑

あんた、その体形でよくそんな機敏に動けるな(笑

フリンにドンパチ攻撃されて、イヤイヤと首を振るシャークトパスは可愛いです。

うちのいたずらっ子フェレットが叱られてイヤイヤしてる姿にそっくりだわ❤

いやいやしゃけ

「いやぁぁぁ、離してぇぇぇ、もっと遊ぶぅ~。」

そして笑いのセンスがあるのはシャークトパスだけではありません。

「サメとタコがなぜこんなに狂暴なんだ?!」と叫ぶフリン。

(サメは怖いイメージですが、ほとんどのサメは臆病で、人間を見ると自分からあっちへ行きます。

私がダイビングの講習を受けたときのインストラクターがそう言っていました。)

するとニコールパパが

「サメとタコの遺伝子をちょっといじって、最凶最悪なクリーチャーにしてやった。」

と言うではありませんか。

そうか、シャークトパスはもうタコでもサメでもない化け物になってしまったんだなと、観客がちょっと悲しい気分になったところで

ニコール「タコは岩場を好むのよ。シャークトパスは岩場にいるわ。」

そこはタコのまんまかい

俳優も声優も微妙

舞台がビーチなので、ビキニの女性がたくさん出てきますが、彼女たち全員細マッチョで強そう。

シャークトパスと素手で戦っても充分勝てそうよ。

ネイサンの娘で科学者のニコール、周りを振り回すニュースキャスターのステイシー、その他シャークトパスの餌要員たちと、お姉さんが一杯でてくるんです。

ビキニのお姉さんがわんさかわんさ出て来るのに、エロい場面は一切なし。

輝く太陽と海とシャークトパス、とにかく健康的。

マイナスなのは、女性に限らず俳優たちの容姿がイマイチということ。

みんなボディはカッコイイのに、顔は不細工ではないけどなんとなく素人クサい。

騒いでるか神妙にしてるかのどっちかで、心の機微を観客に伝えるような演技のできる役者がほとんどいない。

さらに吹き替え声優もみんな下手!

声優については私はほとんど知識がないけれど、ネイサンとフリン役の人がまあまあいけるくらいで、あとはほぼ棒読み。

製作費を安く上げるために、声優学校の生徒を使ったんでしょうか。

だからシャークトパスに襲われた瀕死の状態でも、ちっとも同情できないし怖くないし、緊迫した場面で笑ってしまうんだ。

日米の意識の違いが笑いを生む映画

タコを「悪魔の魚」と呼んで気味悪がっているアメリカさんと

おいしいおいしいと食べたり、ギャグやキャラに使っている日本とでは、タコに対する認識がそりゃ違うわよ。

日本じゃタコに親しみを感じこそすれ、怖いという感覚はほとんどないんだもの。

そんなタコがサメと合体してヨッコラショと歩いてきたら、そりゃ笑いますよ。

サメの顔は怖いけど、お手々がタコだもの。

柵に上半身を乗り上げ、2本の足をパッタンパッタン打ち合わせるシャークトパスを見て、可愛いと思わない日本人がいるだろうか。

いるかも知れないけど、うちの家族は可愛い可愛いの大合唱だったわよ。

細かいことや難しいことは何にも考えずに見てください。

そうすればとっても楽しめます。

タコだもの。みつを

続編の予告もチラッとみたんだけどさ、やっぱり草が大量に生えそうな予感がするよ。

草というより、今回のブログは(笑マークが多すぎてどこかの居酒屋の名前みたいになってしまったよもぉー。

※草が生える…笑ってしまうこと。

レクタングル大

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